KOSE(コーセー)のヴィンテージ コンパクト

オーリック 化粧品メーカーのヴィンテージ コンパクト

この記事では、コーセーのヴィンテージコンパクトについて記載します。

あまり数がありませんので、資料などからお話を拾ってみます。

コーセーのヴィンテージコンパクト

手元にあるのは一つと、コンパクトと呼べるのかわかりませんが、四角いケースです。

オーリックコンパクトパウダー

オーリック

小さくて可愛いコンパクトです。1970年(昭和45年)のカトレア会記念品。

このケースには、現在販売されているパウダーでは「素肌キレイパウダー」などがぴったり入ります。

素肌キレイパウダーをオーリックに入れる

 

四角いケース

コーセーケース

これも謎なのですが、カトレア会で配布されたものでしょうか…?

中を開けると、ミラーがついています。「KOSE」の刻印もありました。

コーセーケース

コーセーの歴史

詳しくは、公式サイトに記載がありますが、初期ごろのものだけ拾います。

1946年 小林合名会社 設立

1948年 株式会社小林コーセーに改組

1956年 高級化粧品を製造する別会社「アルビオン」発足

コーセーのカトレア会

1957年にコーセーの愛用者組織カトレア会が発足しました。

会員には、購入金額に応じて(5百円につき一つもらえる「カトレア印」を集めた数によって)毎年さまざまな記念品が送られていました。

カトレア会員は11月1日開始で、記念品引き換えは11月から翌年の1月までだったり、10月から引き換えなどの記載があり、その年ごとに異なったようです。

カトレア会の記念品

当時の業界紙からの引用ですが、まだ途中です。

昭和35年では、▶︎クラウン賞(カトレア印48回以上)メイキャップカルテット、クリームカルテット、フェアリーコンパクト、リゾートヘアセット▶︎エース賞(カトレア印40回以上)メイキャップカルテット、クリームカルテット、フェアリーコンパクト▶︎スター賞(カトレア印12回以上)メイキャップカルテット、クリームカルテット▶︎スターレット賞(カトレア印8回以上)メイキャップカルテット。

昭和39年では▶︎オーリック賞(年間3万6千円以上)マントルピース風に仕立てた鏡台に、粉白粉入れをセット、パフとパフスクリーンがついているほかヘアピン皿、口紅スタンドもセットされた豪華なミラースタンド▶︎クラウン賞(年間2万4千円以上)上品な大理石のイメージを生かしたパウダースタンド。鏡つきの両面にパウダーボックスがセットされている。▶︎エリート賞(年間1万5千円以上)パウダーテーブル。大理石風の化粧板、パウダースタンドを小さくしたもので粉白粉入れつきのミラースタンド。▶︎エース賞(年間7千2百円以上)パウダーボックス。前の三品からパウダーボックスだけを独立させたもので、パフとパフスクリーンがついている。▶︎スター賞(年間3千6百円以上)マスコットミラー。可愛いリスの姿をした手鏡。ルームアクセサリーとしても楽しめる。

昭和40年では、▶︎オーリック賞・ファッションバッグ=シックなレザーバッグの中に鏡、オーリック・ハイレディ(新製品)が入っており、そのほか口紅、パヒュームスプレーなどが無駄なくおさめられるようになっている。便利さに豪華なアクセサリーをプラスしたレザーバッグ)、カトレアケース=なめらかなデラクール製のジャニーケースで、オーリック5点セット(コールド・パーミアント・化粧水・アストリンゼント・乳液)が入っている。また、ケースはそのままおしゃれな小もの入れとしても利用できる。▶︎クラウン賞・ファッションバッグ▶︎エリート賞・カトレアケース▶︎エース賞・ミラーブラッシュ、パヒュームスプレー=かわいらしいクシと鏡をセットしたハンディサイズのヘアブラッシュと、香りのコンパクトケースであるパヒュームスプレーの組み合わせ。香水がもれたり、香りがとんでしまわないよう安全装置がしてある。▶︎スター賞・ミラーブラッシュ。

昭和41年では、オーリック賞(5万円以上)、クラウン賞(3万円以上)、エリート賞(2万円以上)、エース賞(1万円以上)、スター賞(5千円以上)。

昭和42年では、ハイグレード賞、クラウン賞、エリート賞、エース賞、スター賞。

昭和43年では、ハイグレード賞(カトレア印100、計5万円)、クラウン賞(カトレア印60、計3万円)、エリート賞(カトレア印40、計2万円)、エース賞(カトレア印20、計1万円)、スター賞(カトレア印10、計5千円)。

昭和44年では、ハイグレード賞(年間5万円)、クラウン賞(年間3万円)、エリート賞(年間2万円)、エース賞(年間1万円)、スター賞(年間5千円)。

昭和46年では、ハイグレード賞、クラウン賞、エリート賞、エース賞。

昭和48年では、ハイグレード(カトレア印100)、クラウン(カトレア印60)、エリート(カトレア印40)、エース(カトレア印20)。

昭和49年では、グランプリ(カトレア印160以上)、ハイグレード(カトレア印100以上)、クラウン(カトレア印60以上)、エリート(カトレア印40以上)、エース(カトレア印20以上)。

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